【挿絵掲載】「金色の螺旋」第6章「妖魅の王」に挿絵がつきました

2016.09.04 Sunday

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    ▼妖王の登場シーンの挿絵を描いてもらいました!!

    このシーン、金色の耽美シーンの中でも最も力を入れて書いた場面の一つでして、文章としても比較的気に入っている箇所です。

    妖王が洞窟の中で美しい妖魔たちを侍らせながら、水鏡で麗蘭たちを見ている…という場面です。

    美女さんたちはもちろん、足元の女豹が美しくてたまらんです。この毛皮感のリアルさよ…!!

    妖王は金色の数多くの美形キャラの中でもフェロモン派というイメージが強いのですが、みごとなイケメンに描いてくれています(*ノωノ)

     

    掲載箇所は下記のとおりです。

    *小説家になろう「金色の螺旋」第六章1話

    *自サイト「金色の螺旋」第六章1話

     

    せっかくなので該当シーンの抜粋おば。

     

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     くらく深い岩屋の奥、妖魅ようみの王がしている。彼の周りに侍るのは、美々しい獣や美女の姿をとる妖美の化身たち。
     王に依って選ばれたのか、美しい者が王のもとに集ったのかは判然としない。はっきりしているのは、居並ぶ闇の麗姿の中でも群を抜いて艶美であるのが、の王だということ。
     冷たく底光りするりょく岩の王座に腰掛け、足元に伏す女豹めひょうの白い毛並みを撫でながら、王は閉じていた瞳を気怠げに開けた。
    「映せ」
     只一言、重く低い声を響かせる。他の者と同じく平伏していた銀髪の女が立ち上がり、王の前に在る円い水盆へと歩み出た。澄んだ水を湛えた盆を挟み、主と向かい合った彼女は、色めかしい視線を彼に送ると静かに両腕を上げた。
     腕の動きに合わせて湧き出でた水は、見えない力に引き上げられて高く昇り、やがて左右に広がってゆく。麗しき王と其の臣下たちが注視する中、透明な水鏡が現れ、王が望む光景を映し出した。

     

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

     

    ▼これを励みに、また同人誌の推敲作業と続編作業を粛々と進めていきたいと思います(/ω\)

    最近はモチベーションが上がることが続いて大変うれしいですな。

     

     

    *pixiv「豊代さや氏作品一覧」

    今回の挿絵もここに掲載してもらっています。

    「金色の螺旋」テーマ曲を作ってもらいました!

    2016.08.27 Saturday

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      以下、なろうの活動報告に上げた内容と同じです。

       

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      ちょっとだけ自慢させてください…!!
      何と、拙作「金色の螺旋」のテーマ曲ができました!!
      把多摩子さんからの贈り物で、多摩子さんが音・絵の素材制作サイトさまへ依頼してくださり、作ってもらったものになります。
      多摩子さんが麗蘭のイメージを制作者様へ伝えて、さらに制作者様が拙作に目を通してくださり、作ってくださった曲とのこと。
      とにかく何とかお披露目しなければ!ということで、即席感満載ですが動画を作りました。

       

      「金色の螺旋」イメージ曲

       

       

       

       

      豊代さや氏からもらった挿絵を数枚入れています。動画編集超初心者な私の作なので、純粋に音楽とイラストを楽しんでいただければと(´・ω・`)

      拙作をお読みくださったかたもそうでない方も、ぜひ一度ご視聴を!!ヘッドフォン推奨です。4分程度の曲なのですが、これぞ金色!という曲でございます。

       

      金色を…中でも麗蘭をイメージして作ってくださったようですが、本当に麗蘭にぴったりだと思います。
      最初は凛々しく激しく始まり、途中で穏やかで美しいメロディに転じ、最後はドラマティックに終わっています。
      直接制作者様から話を伺ったわけではないのですが、私は「少女ながら重い使命を背負った強い麗蘭が、時に普通の女の子らしく悩み苦しんだりしつつ、結局は激しい運命に立ち向かっていくべく決意をする」みたいな流れを想像しました。
      麗蘭個人だけでなく、金色全体のイメージにも大変ぴったりだと思います。出てくるキャラは皆、自分の「宿」を信じ、物語の中で懸命に生きているのです。そんな一人ひとりのドラマが浮かぶような素晴らしい曲でございます。

       

      実は私、音楽にはそれなりにこだわりがありまして、音楽サイト様を回っては拙作のイメージに近いBGMを集め、イメージアルバムみたいなプレイリストを作ったりもしています。
      いつかオリジナルの曲を作ってもらいたい…!とは思っていましたが、作品イメージから曲の制作をしてくださる方々の存在を知りませんでした。それに、知っていたとしてもこだわりがあるので、作品に合う曲を作ってもらえるかどうか心配でとても悩んだと思います。

       

      今回、思わぬ形で多摩子さんからプレゼントされたこの曲を聴いたときは、期待以上の出来栄えに大変大変驚きました。拙作のことを良くご存じの多摩子さんがしっかりイメージを伝えてくださったことと、高い技術をお持ちの制作者様が拙作をお読みくださり丁寧に作ってくださったお陰だと思っております…!!

      創作は楽しい反面、ものすごく辛いものでもありますが、真面目にコツコツと作品を完成させて良かったと心から思いました。これは感想を寄せてもらったり、挿絵をもらったりした時も同様なのですが。

       

      現在、金色を同人誌化すべく、推敲を頑張っています。正直前半の文章の古さ拙さに辟易しているのですが…
      最高のテーマ曲をいただいてしまったので、小説も恥じぬよう、よりクオリティの高いものに仕上げるため一層精進していきます。

       

      もちろん、続編も頑張って書いてますのでお楽しみに!!

      なお、曲を作ってくださったのはこちらのサイト様です。
      音楽だけでなく、美しいイラスト素材なども扱っておられます。
      MoonWind

      蘭麗のイラストをいただきました!(*ノωノ)

      2016.08.20 Saturday

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        把多摩子さんより、またまたイラストをもらいました(/ω\)

        麗蘭の妹、蘭麗です!わーいわーい(*ノωノ)

         

        女の子らしいところ可憐なところ、姫なところを表現してくださっていますね。

        こんなかわいこちゃんなら、紫暗とか蘢くんが頭パーンてなるのも頷けます(//▽//)

        さらにマニアックなこと言いますと、黒い人がこの蘭麗をいじめてごにょごにょ……なんて妄想が膨らみます。

         

        背景も描いて下さってうれしい限り!家宝が追加されました!!

        蘭麗ちゃん、続編では(も)酷い目に遭ってますが、かわいいから仕方がない。

        わーいわーい!(//▽//)

         

        夏休み活動報告とか宣言とか

        2016.08.17 Wednesday

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          ■活動報告

          悲しきかな、今日で盆休みがおしまいです。

          第二弾夏休みはシルバーウィークとかぶせて中国旅行に使います。楽しみ愉しみ。

          この五日間は真ん中三日目以外引き籠って作業をしていましたので、私にしてはまあまあ進みました。

          *挿絵2枚掲載

          *続編を3話分くらい進め、この先のプロットも立てる。

          *金色の螺旋(同人誌版)の上巻分の推敲一周目を終える。

          同人誌の推敲はなあ…たぶん何度やっても直したくなるだろうな。

          一応上巻は7章まで(麗蘭が神剣を抜いて挫折するまで)です。章の数としては中途半端だけど、物語の切れ目としては丁度いいかも。8章以降が一番の山場ですしね。

          8章以降はそんなに直さなくていいと信じている。

          ■宣言

          下記、麗蘭の誕生日&金色完結記念の8/15になろうの活動報告で宣言したのと同内容です。

          *****

          「金色の螺旋」の続編である「偽王の骸」を、今年の年末年始休みのタイミングで連載開始したいと思っています。理想としては、週に1回の定期連載でやりたいです。
          去年からずっと書き溜めていて、今やっと十二話(43,000字くらい)まで初稿ができてきました。もともと投稿しながら執筆する(つまり己を追い詰める)スタイルを続けていたため、今の書き溜め形式はスピード維持に難しいものがあります。
          せめて連載開始時期を決めてしまうことで、少しでも執筆が速くなるんじゃないかともくろんでの告知です!!
          しかし、予定は未定なので、できなかったらごめんなさい。秋冬春と試験が目白押しなのです(*_*;

          昨年年末の活動報告で、チラ見せしたりしましたが、「偽王の骸」は前作と比して少し大人向けになります。仲間で力を合わせて強い敵を倒し、姫を救うという王道要素があった前作とは違い、エロさとかドロドロさがちょっと増えて勇気とか友情とかそういう要素が減ります。R15で表現できるギリギリを目指したいな、と。
          ※ちなみに続々編もそういう傾向になる予定です。
          そうはいっても、キャラの根本は前作と変わっていないので、基本は路線維持ですのでご安心を。

          告知できるのがこんな内容しかなくて申し訳ないです。
          もし続編を待ってくださってる方がいれば、がんばってますのでもう暫しお待ちを<(_ _)>

          【挿絵掲載】「金色の螺旋」第5章「血の惨禍」に挿絵がつきました

          2016.08.13 Saturday

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            ▼蘭麗と蘢の出会いシーンに引き続き、魁斗登場シーンの挿絵も描いてもらいました!

            作中「昊天の君」「光輝なる公子」と呼ばれるイケメン設定の魁斗ですが、イメージぴったりの美男子にしてもらい大変嬉しいです。これぞ魁斗くん!!

            麗蘭たちとは顔の造りが違う外人顔なのですが、きちんと表現してくれていますね。私は線画の段階で写メをもらっており、あまりのイケメンぶりに会社のトイレで一時間おきに眺めていました←

             

            掲載箇所は下記のとおりです。

            *小説家になろう「金色の螺旋」第五章11話

            *自サイト「金色の螺旋」第五章9話

             

            ▼魁斗くんは美形のインフレが起きている本作の中で、黒神や妖王に匹敵する最高位のイケメンです。登場シーンもしつこいくらいの美形描写でもってお迎えされました。

            抜粋すると、こんな感じです。↓↓

             

            〜〜〜

             人目を引く明るい金糸きんしの髪は、風が通り抜ける度かすかに揺れ、神々しくも温かな光彩を放つ。清澄せいちょう海青うみあおの瞳に加え、形良い鼻や口など全ての部分が理想的に配置され、精悍せいかんかつ高雅こうがなる奇跡の美貌を造り出している。
             体躯はというと、細身でも華奢でもなく、かと言って筋骨隆々でもない。肩幅のある長身に均整の取れた身体は、鍛えられまっているのが良く分かる。
             容貌の美醜に無頓着な麗蘭でも、此の青年のことは「美しい」と感じた。光輝く……大げさな表現ではなく、まさにそう形容するのが相応ふさわしい。
             圧倒的な、光芒こうぼうあるいは、天海てんかいから舞い降りた金の大鵬たいほう。恐るべき惨禍さんかの中彼が放つ、天より注がれた光の如きいどろりだけが輝きを纏っている。

             

            〜〜〜

             

            挿絵を描いてもらうにはハードルが高いだろうなと思っておりましたが、またもいい意味で期待を裏切ってくれちゃいました。豊代氏が。

            *pixiv「豊代さや氏作品一覧」

            今回の挿絵もここに掲載してもらっています。

             

            twitterのヘッダーとアイコンにもこの魁斗くんを使わせてもらってますが、暫く変えられそうにないです←

            【挿絵掲載】「金色の螺旋」第4章「変わらぬ想い」に挿絵がつきました

            2016.08.13 Saturday

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              ▼「金色の螺旋」の挿絵をお願いしている作者の友人、豊代さや氏より、挿絵第一弾をいただきました。

              画力や美しさは見れば一発でわかるのですが、この再現率の高さは想像以上でした。本文をとっぱらってこの絵一枚だけ置いておきたくなるようなクオリティの高さでございます。

              蘭麗のかわいらしさに頭がパーンとなってる蘢くんの表情をご覧ください(笑)

              背景も丁寧に描きこんであり、作者の思い入れのあるシーンを見事に描写してくれています。

               

              掲載箇所は下記のとおりです。

              *小説家になろう「金色の螺旋」第四章7話

              *自サイト「金色の螺旋」第四章7話

               

              豊代さや氏は最近pixivに一次創作イラストを掲載し始めましたので、素晴らしい作品の数々をぜひご覧くださいまし。

              *pixiv「豊代さや氏作品一覧」

              今回の挿絵もここに掲載してもらっています。

               

              ▼せっかくなので、この挿絵シーンに関して語ろうと思います。

              「金色の螺旋」本編から遡ること9年前。蘭麗が茗に捕まり恭月塔へ幽閉される少し前のこと。

              蘢が日々「秘密の修練」を行っていた湖畔で、お忍びで遊びに来ていた蘭麗を見かけます。

              蘭麗が乗っていた輿の紋から、蘭麗が皇族の人だとはわかりましたが、「聖安の至宝」と呼ばれた「第一公主」とは知る由もなく。

              当初蘢は木の陰に隠れていましたが、蘭麗が湖に毬を落としそうになったところを飛び出していき、二人は出会います。

              蘭麗のかわいらしさに一目ぼれした蘢は、同時に自らのみすぼらしさを恥じ、いつか必ず立派な男になって国と姫を守ろうと誓うのです。のちに、少女が蘭麗姫であることも知ることになりました。

              蘢にとっては人生の転機といってもいい一瞬でしょう。辛いとき苦しいときはいつでも記憶の中の蘭麗を思い出し、ちょっと普通でない努力を重ね、聖安史上最年少の若さで将校へ昇格。麗蘭・蘭麗の母である恵帝に「今まで見た若者の中で最も優れた剣士」と言われるまでになりました。

               

              このシーンは「金色の螺旋」の中で、作者がもっとも書きたかったシーンの一つであり、とてもとても思い入れがあります。

              正直挿絵にしてくれと頼んだ際は、どんなものができてくるのだろうとドキドキしていたのですが、期待以上の絵を描いてもらうことができました。本当にうれしいです。

               

              ▼ほかにも着々と挿絵を描いてもらっていますので、皆さまご期待ください。

               

              木曽路旅行に行ってきました

              2016.07.19 Tuesday

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                毎年恒例、7月三連休は今年初めから狙っていた木曽路へ。

                とにかく暑かったですが、宿場町はタイムスリップしたようでとてもよかったです。

                馬籠~妻籠間は歩く予定だったのですが、体調が微妙だったこともありバス移動へ切り替え。行程的にはゆったりでしたが、疲れる旅でした。

                 

                 

                ◆馬籠宿

                上り坂がきつかったです。時間があまり取れなかったので、通り過ぎるだけ。

                混雑していて人を入れない写真がほとんど取れなかったので、掲載枚数が少ないです。

                 

                 

                ◆妻籠宿

                 

                ◆寝覚めの床

                ここから二日目ですが、いいお天気過ぎてめちゃくちゃ暑かったです…浦島堂までは歩いて岩場をよじ登るのですが、たどり着けませんでした。。

                 

                 

                ◆奈良井宿

                大きな宿でした。

                ここも暑かった…

                 

                「荒国に蘭」(リメイク版)完結しました!

                2016.07.11 Monday

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                  3ヶ月間の短期連載でしたが、なろうに載せていたものが完結しました。

                  黒神を出しすぎた感満載ですが、何とか大きなネタバレは踏みとどまりました(笑)

                  荒国に蘭



                  金色の螺旋をお読みいただいた方には、150パーセント楽しんでいただける内容になっているはず、です。
                  大筋は変えてませんが、文章も全て書き直し、エピソード追加もしていますので、旧版を読んでくださった方もぜひ!

                  下記、なろうの活動報告に載せた今後の予定を転載します。

                  〜〜〜

                  いよいよ連載中の作品すべて、片が付きました。
                  以前より公言している通り、今後は「金色」続編「偽王の骸」に集中します。
                  ……が、年内にアップできるかは微妙なところです。
                  毎年のことなのですが、TOEIC試験で一定の点数を取るまで試験を受け続けなければならない(会社の決まりで)のと、来春それなりに難易度の高い試験を控えており、近いうちに勉強を始めないといけないからです。
                  続編は今のところ二万五千字程度進んでいるのですが、物語の起承転結でいったら起承の部分までしかいっていません。
                  今回の連載は、完成度を高めつつ完結の目途が立つまで開始しないと決めていますので、公開はだいぶ先になりそうです。
                  お待ちいただける方は、長い目で見守っていただけるとありがたいです。


                  麗蘭のイラストをいただきました(*ノωノ)

                  2016.06.27 Monday

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                    先日黒い人のイラストをくださった把多摩子さんより、麗蘭のイラストももらってしまいました(/ω\)

                    凛とした横顔が美しいですな(*ノωノ)本人が照れて「私はこんなに美しくない!」とか言いそうな予感がします←(笑)

                    髪に飾られた一輪の花が、彼女が秘めた少女的かわいらしさを表しているようで、作者としてうれしくなってしまいました。

                    いつもイメージ通りの絵を描いて下さり感激でございます。

                     

                    【キャラ解説】黒神(黒龍)について(ネタバレ有)

                    2016.06.26 Sunday

                    0

                      「黒の邪神」「彼の君」「いと高き叛逆者」「黒の天子」

                       

                      黒い人に関しては、ラスボスでもあり現時点でお話しできないことの方が多いため、何回かに分けて書きます。

                      今回は外見変化に関して。

                      概要については聖安戦記wikiをご覧ください。

                       

                      まず、初登場時(荒国に蘭)には20歳くらいの姿で麗蘭の前に現れています。次に麗蘭と対峙したのは「金色の螺旋」の最後あたり( 砲覆里任垢、その時も同じくらいです。

                       

                      〜〜〜〜

                       

                       彼女の声に応えた邪神は、人の姿に転じて黒炎こくえんの中から現れ出ずる。九年振りに見た黒龍神は、初めて出会った時と全く変わらぬ姿をしていた。

                       黒曜石の双眸そうぼうに、後ろで高く結った漆黒の艶髪。歳の頃は、人の子で言うならば魁斗よりも少し上位に見えた。只の少女であればたちまち魂を抜き取られてしまうであろう程の、壮絶な美々しさを纏っている。

                       

                      〜〜〜〜

                       

                      恭月塔の蘭麗にちょっかいを出していたとき(◆砲蓮10-12歳くらいの少年の姿で現れています。また、朱雀の前に現れた時()はそれより少し上、13-14歳くらいで出ています。

                       

                      〜〜〜〜

                       

                       少し離れた所、一つしかない出入り口と御簾の丁度真ん中辺りに、少年が独り立っている。彼が伏せていた顔をゆっくり上げてゆくと、其処には凄絶なる美貌が在った。

                       肩を覆い隠す程長い黒髪は、黒檀の如き闇色。瞳は正しく、比類無き輝きを湛える黒曜石そのもの。其れらとは対照的に白く光る滑らかな白皙の肌は特に、人の子の其れとは明らかに異なる幽玄美を放っていた。身に付けた上質な衣もまた、あてなる紫紺を基調とした珍しい意匠で、彼にぴたりと良く似合っている。

                      「な……!」

                       蘭麗は思わず口を覆い、漏れ出た驚嘆の声を隠そうとする。未だ幼い、十歳を少し過ぎた頃の子供の姿をしているが、此の美しき者はほんの一瞬、只の一目だけで、相手の思考を奪う程の魔力を有している。

                       

                       芳烈な香りを散らす桂花の下、一人の美童が立っていた。黒漆の髪と瞳、白く冴えた顔は非常に麗しく、華奢な体付きからか少年にも少女にも見える。人間でいう歳の頃は十三、四で、丁度大人へと変わり始める頃といったところだろうか。

                      ――人、ならざる者。

                       此の子供は人ではないと、一目で確信する。此れ程の美貌が、人として存在するはずが無い。斯様な美を神々が人に許すはずが無いという、何の根拠も無い直感が頭を走り抜けたのだった。

                       

                      〜〜〜〜

                       

                      また、珠帝の前に現れていたとき(ぁ砲蓮二十代後半の姿でした。

                       

                      〜〜〜〜

                       

                       声と肩を震わせて、珠帝は『紅燐』から目をらした。其の動揺を見逃すはずもない黒神は、口元に微笑を作ると目を閉じる。すると突として、『紅燐』は意識を失って項垂うなだれた。

                       彼女の身体から抜け出た黒神が、瞬く間に若い男の形をとって現れる。漆黒の髪と瞳を持つ幽艶ゆうえんなる姿で、人の数え方で言えば二十代後半頃だろうか。珠帝の前に降臨する際、彼は何時いつも此の姿を選んでいた。

                       女帝は何の迷いも無く、邪神の足許あしもとひざまずく。彼は女帝を見下ろし、答えの分かり切った問いを投げ掛けた。 

                       

                      〜〜〜〜

                       

                      黒い人はおおよそ一万年以上生きている神様なのですが、本来の姿は,瞭鷭渋總鞍召らいだと思われます。

                      麗蘭は彼にとって特別な存在ですし、より実際に近い姿を取っているんですね。また、適度な敵対心を麗蘭たちに抱かせるために、あえてほど近い年齢層の姿を取っているというのもあるでしょう。

                       

                      ↓で少年の姿を取っているわけは、蘭麗と朱雀に本心を晒させるために最適な外見だと判断したからです。

                      青年の姿で出てしまうと見惚れられるか必要以上に畏怖されるかのどちらかなので、適さないと判断したのでしょうね。

                      これは続々編以降に書いていこうと思うのですが、黒い人は余りの魔性ゆえに、男でも女でも骨抜きにする力を持っています。

                      さりげなく金色内で書いてるのが、上記,虜埜紊諒検崑の少女であればたちまち魂を抜き取られてしまうであろう程の、壮絶な美々しさを纏っている」と、下記イ良分。

                       

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                       すらりとした長身に、腰まで届く瑞々しい漆黒の髪。白皙はくせきの肌や長い睫毛、繊細な曲線を描く唇は、女と見紛う程の凄まじい美しさを形作っている。

                       浮かべた微笑は一瞬にして時を止め、見た者を陶酔させ虜にする。女であろうが男であろうが、此の冷艶なる完美かんびに一度魅入られれば心も身体も差し出して、悦んで隷属することだろう。

                       

                       

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                      イ6章で蘭麗が夢の中で麗蘭に嫉妬をぶつけた後、枕元に現れた黒神を描いている部分。このとき、蘭麗の意識が朦朧としているのもあり、本来の姿に近い青年バージョンで登場しています。

                       

                      そして、瑠璃の前に現れる時(Α砲癲↓´イ剖瓩だ椎の姿で出ています。

                       

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                       見た目は二十歳を過ぎた辺りというところの、女と見紛う麗しい青年。瑠璃と同じ艶やかな黒髪を結い、両瞳の色彩もまた、漆黒。変幻自在の彼は何時も異なる年齢の姿を取っているが、瑠璃の前には大抵此の麗姿で現れる。狡猾な邪神は、彼女を支配するには此の姿が最も効果的だと見抜いていたからだ。

                       

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                      オブラートに包んだ表現をしていますが、御存知の通り、黒神は瑠璃を肉体的にも支配しているので、瑠璃が最も性的に惹かれるであろう姿になっているのです。

                      い妊▲薀侫ーの珠玉の前で二十代後半になっているのも、同じ理由からです。意外と年下男に惹かれるんだな…

                       

                      つらつら書き連ねましたが、つまり、黒神は相手を痛めつけたり誘惑したり本心を晒させたり支配したりするのに最も適している姿になっているのです。

                       

                      最後に「黒い竜」の姿で金竜を屠ったのにも理由があります。

                      本当は、人型でも事足りたのですが、竜になった方がより人間たちに絶望感を与えられると思ったからです。

                       

                      目的を遂行するのに効果的かつ、相手を痛めつける手段として、外見を変えているのです。

                      要するに、ゲスかつ変態狡猾なんですな。

                       

                      以上、黒い人の外見操作に関する解説でした。