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【各話解説(ネタバレ有)】「凍える夢」第二十七話

【第二十七話「迷霧」】

炬を使って紗柄を殺させるのに失敗した霞乃江は、最後の手段をとります。

それは、紗柄に雪を殺させることでした。

 

妖王は、紗柄か雪のどちらか一人が死ねばいいと言っていました。

霞乃江は前世の記憶を思い出していくにつれ、紗柄の前世と黒神が恋仲であったのに気づき、紗柄を殺してしまった方が得策という妖王の助言に従おうとしました。

炬が負けてしまったので、もう一人の標的である雪を殺すしか無くなります。

霞乃江自身が雪を狙っても、戦う力を持たない霞乃江なので、紗柄に阻止されるのは必至。なので紗柄に眠る前世の記憶に語り掛け、紗柄に黒神と会いたいと思わせる作戦に出ます。

 

ところが、この戦法は霞乃江にとってつらいものでした。

紗柄に「黒神はおまえを愛していたし、おまえも黒神を愛していた」と言っていますが、これって霞乃江からしたら自分は蚊帳の外ですと認めてるようなもので。

一番やりたくないことなのですが、彼女は見返りなど求めていない。ただただ黒神と会いたいのです。けなげだなあ。

 

紗柄は紗柄で、これまでなら「雪を殺す」などという判断は天地がひっくり返ってもありえなかったことで、

速攻拒否して当然なのですが、なかなか拒絶できない。

彼女もまた、妖王の爆弾発言がきっかけで過去の記憶を思い出し、黒神へ特別な感情を抱き始めていたのです。

 

 

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