雑記や創作状況など。
<< 【各話解説(ネタバレ有)】「凍える夢」第十五話〜第十六話 | main | 【各話解説(ネタバレ有)】「凍える夢」第十八話 >>
【各話解説(ネタバレ有)】「凍える夢」第十七話

【第十七話「渇仰」】

・霞乃江の迷い

霞乃江はもともと、黒神を復活させたら一身に寵愛を受けられると信じてました。

氷姫を殺して自分の力が強まるとともに、前世の記憶がより鮮明になると、黒神が「女性として」大切にしていたのは自分ではなかったことを思い出します。

唯一の拠り所であった黒神が、目覚めたら自分ではなく紗柄を求めるかもしれない、という恐れに翻弄されるようになります。

 

思いっきり本編のネタバレしてますが、黒神は紗柄(麗蘭)の前世の巫女と特別な仲だったようです。

金色や偽王からそれっぽい要素は出してましたので、通しで読んでくださってる方はほとんどお気づきかと思いますが。

このネタバレ要素こそが、凍える夢の後半での軸になってきます。

 

・妖王と霞乃江

弱った霞乃江に、余計なことを吹き込みに来る妖王。

黒神と紗柄を再会させないために、最後の生贄として紗柄を殺せとささやきます。

また、「炬はわたしのことを愛していません」という霞乃江に対し、「そうだったな」と答えているのですが、これが大事な伏線だったりします…悪意をもっての「そうだったな」です。

 

霞乃江を慰めるふりをしながら彼女の反応を楽しんでいる妖王ですが、彼女に貴方は優しいと言われて戸惑います。霞乃江自身、嫌味ではなくて本心から言っています。たとえ自分を弄ぶのが目的でも、妖王は自分に戦い方を教えてくれ、寂しいときは側にいてくれた。その意味で優しいと表しているのです。

 

・妖王が語る黒神

妖王もまた、黒神が「誰よりも優しい」と言っています。

千年前の黒神は、一体どんな奴だったのでしょうか。この先にも新たな描写が出てきます。

| 「凍える夢」について | comments(0) |