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【挿絵掲載】「金色の螺旋」第10章「白き虎」に挿絵がつきました

 

▼蘢が蘭麗を救い出す再会シーンを描いてもらいました!

 

 

長いですが該当シーンの抜粋おば。

 

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 感極まって言葉を失くし、非礼にも姫の尊顔に見入ってしまいそうに為るが、我に返り粛然と告げる。
「母君、恵帝陛下の勅命により、貴女をお迎えに参りました」
 言いながら、血で汚れた自身の身形みなりが酷いことに気付いて呆れてしまう。初めて姫にまみえた際、己のみすぼらしさを恥じ悔しくてたまらず、身を立て名をげると誓ったものだったが、結局格好だけで言えばあの時とさして変わらぬではないか――と。
 右手を胸に当て、もう一度深く頭を下げる。痛みと疲労で身体が震えるのを抑え付けて少しも動かず泰然とした蘢は、武の者としての美しさに輝いていた。
 命をして己を救いに来てくれた立派な青年に、蘭麗は純粋なる敬意を表して右手を差し伸べる。
「大儀でした。蒼稀上校」
 自身に向けられた姫からの慈愛と褒賞に、蘢は数瞬戸惑い反応に迷う。されど其の当惑を微塵にも見せず、蘭麗の小さな手を取り恭しげに口付けた。

「有り難き幸せにございます」
 此の御手に、畏れ多くも今暫く触れていたい――そんな誘惑に駆られそうに為るも、我に返った蘢は姫の手を静かに離す。戦闘にって血やほこりまみれた自分の手が、彼女を汚すのを恐れたのだ。

 

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私が中学生くらいの頃からずーーーーーっと書きたかった場面です。

書き終えたとき感無量でした。

 

とにかく蘢くんをかっこよく書くことに全身全霊で取り組みました。

彼も幼いころから何度もなんどもこの瞬間を夢見て、蘭麗の前に立ったらどんな振る舞いをするか、シミュレーションをしてたことでしょう。

 

第四章で子供の頃の蘢と蘭麗が出会う挿絵と、対になるような絵を描いてもらいました。

思い入れあるシーンの挿絵。初めて見たとき目頭が熱くなりましたよ。

蘭麗の着物の柄、手書きなんですぜ…(*ノωノ)!!

 

 

掲載箇所は下記のとおりです。

*小説家になろう「金色の螺旋」第十章18話

 

 

*pixiv「豊代さや氏作品一覧」

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