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■第三十六話「臥待ち月」
http://ncode.syosetu.com/n2388dp/38/
タイトルは、単に満月の日から数日後という意味合いで付けたものです。
月の呼び方っていろいろあってどれも美しいですよねえ。
○第三部への伏線
これに尽きます。
樹莉の取った行動を見て、瑠璃が何らかの決心をします。
その決心が正しいかどうか自信が持てず、燈雅にどう思うか聞きに行ったのです。彼を選んだのは、女を軽く扱い、おもちゃにしか思っていないところが、ある男(誰かは明白だと思いますが)に近い(本当かどうかは別)と思ったからです。緑鷹が生きていたら、彼に訊いていたでしょう。
行為中に寝落ちしたのは、寂しすぎて誰かに甘えたい気持ちが暴発しており、何度も抱かれた燈雅につい心を許してしまったから(+人恋しさ故に没頭しすぎ&燈雅が上手すぎて疲労したから)。多分、緑鷹との時は普通に寝落ちしてたと思いますけどね・・・
第三部は瑠璃がメインのお話です。この話で描いた部分を軸に、進めていく予定です。
○燈雅の過去
燈雅を作った時(金色の螺旋執筆中)からずっと、決めていました。
彼には過去に一人だけ本気で好きになった子がいました。が、国を守るために(あるいは、自分の帝位継承を確実にするために)、その子を切った(捨てたの意)のです。その事件こそが、珠玉が燈雅を後継に決めた要因の一つになりました。
細かくは決めていないのですが、だいたいこんな感じです。いつか詳細書きたいですが、本筋には関わりないので書かないかもです。
今回、瑠璃に「自分のために命を捧げた女がたら〜心に残りますか」と問われ、瑠璃が自分の過去を知ってて訊いたのかと疑います。おそらく、瑠璃は知らなかったと思います。あれだけ女を侍らせておいて、本命がいないところから、何か過去があるのかな〜くらいには思ってたみたいですが。瑠璃が彼を選んだのは上記の通りであり、偶然だと思います。