【各話解説(ネタバレ有)】「偽王の骸」第三十五話

2017.07.04 Tuesday

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    ■第三十五話「交渉の行方」

    http://ncode.syosetu.com/n2388dp/37/

     

    2パートに大別されます。

     

    [鑞&燈雅の対話←魁斗

    前作で瑠璃に焚き付けられた燈雅が麗蘭に興味を持ち、わざわざ会談に赴いてきます。

    ちょっかいをかけますが、魁斗に邪魔されすぐに引き下がりました。

    燈雅の意図については次話で本人が語っています。

    戦を終わらせたのは、以前より反対だったからです。今は他に優先順位が高いものがあると認識している。そもそも茗と聖安の戦は、珠玉と恵帝の意地の張り合いめいたものもありましたし。

     

    魁斗はらしくもなく嫉妬?っぽい焦燥にかられてます。

    彼からすれば、燈雅は見るからにチャラいですからね。ウブい麗蘭なんかほっておいたらすぐに食べられちゃうのではと警戒したのでしょう。思わず求婚してるのは、チャラ男相手には結婚をちらつかせるのが効果的だからと思ったからでしょう。

    魁斗もまだ十代ですし、青い部分もありますよ。

    ただ、近々求婚するつもりなのは本当です。麗蘭はいいところの姫なので、結婚しないと何もできないんでしょうね(樹莉も本来そうであるべきなのですが…あれは事故ですし、聖安と魔界では多少モラルの違いみたいなのはあるかもです)。

     

    ∋膂添禿仂

    紫暗は前作では回を重ねるごとに人気の出ていった(?)サブキャラです。

    蘭麗を逃がした後、珠玉が「燈雅の側に居れば、蘭麗と再会する機会もあろう」みたいなことを言っていたのですが、それを実現させてみました。

    敵である紫暗と「会えなくなると困る」的な発言をした蘭麗を窘めていますが、あれは彼女のためを思って窘めるという意味と、突き放す意味の両方があったと思います。紫暗は蘭麗を手放し、彼女への執着から逃れようと必死なのです。まだ半年しか経っていないので、未練はありますね。

    今後の彼がどうなるかは、ぼんやりと決めてあります。そのうち書くかもしれません。今は伏せておきます。

     

    蘭麗→紫暗への心情については、本文中にあるとおりです。憎いけれど、特別な縁で結ばれてしまい、敵になりきれない部分がある。それに尽きます。

     

    蘢くんについては、紫暗への嫉妬にまみれています。蘭麗の思い人は魁斗しかいないのを知っていますので、この場はある意味で余裕なのですが、やはり蘭麗を九年も独占していた紫暗への憎悪ははかりしれません。蘭麗も敵であるはずの紫暗へ妙に肩入れしていますし、気が気ではありません。

    会うだけでも腹が立っているでしょうに、お行儀良くしているのが大人です。

     

    ▲僉璽箸任蓮∋膂鼎皮弔凌款陲呂△┐峠颪込みませんでした。

    作者は上記のような意図で書いていますが、お読みになった方がそれぞれ受け取っていただければと。

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    2017.08.16 Wednesday

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