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【各話解説(ネタバレ有)】「偽王の骸」第二十二話

■第二十二話「哀しき啓示」

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十九話以降、樹莉ちゃん関連でダークな話が続き、作者が書き疲れた&読者様が付いてこられなくなったらいやだな、という理由ではさんだ休息回です。

二十一話までは、聖安シリーズにしてはきつい話が続いてきてますからね…シリーズのカラーを濁したくなくて、友里を再登場させて軌道修正っぽい回にしたかったのです。

休息回ではあるのですが、蘭麗は予知夢によって失恋を予感し、切ない気分になるという、明るくはない話です。

 

久々に出た友里ですが、おぼえてらっしゃいますか?「金色の螺旋」九章七話で初登場した天才少女です。

友里は古参のキャラで、かなり以前からいるギャグ担当キャラです。麗蘭にあこがれていて忠実で、戦力としても頼りになる子です。前話までで鬱屈した流れを変えるにはいいかなと思って出してみましたが、穏やかな蘭麗との絡みだとそんなにテンションが上がっていませんね(笑)。早く麗蘭と会わせたいです。

 

冒頭の恋心を語る少女(?)の声ですが、これは特定の誰かの声というよりかは、今恋をしている麗蘭・蘭麗、そして樹莉の心の声を代弁したものをイメージしています。三人のだれにでもあてはまるし、もしかすると読者様にも共感してもらえる方がいらしたかも。

ここでは夢を見た蘭麗が、こんな気持ちになりましたよ〜という体でおいていますが、彼女だけの心情描写をしているのではないです。

 

蘭麗は時折予知夢を見る子で、「金色の螺旋」で母上が死ぬのを悪夢で予知しました。今回も、魁斗と麗蘭が結ばれる夢(結ばれる=えろい夢ではないです)を見たのですが、回避するのではなく受け入れようと自分に言い聞かせています。魁斗と麗蘭は同じ使命を帯びて生まれた運命の二人であり、自分は入り込む隙がないのだと悟ります。そして彼らが敵と戦うために、いつか二人でどこかへ去ってしまうところまで予知したのです。

運命だから仕方がないと、泣きながら受け入れたつもりの蘭麗ですが、いずれ本人たちを前にして、本当に受容できるのでしょうか…

 

実は、失恋を予知した蘭麗をある程度落とそうか悩んでいたのですが、樹莉に加えて蘭麗まで沈むと救いようがなくなってしまうのでやめました。その分、樹莉がとことん闇堕ちしてくれればいいなと思います←

 

そして蘢は、麗蘭の気持ちも蘭麗の気持ちも何となく察しています。蘭麗が魁斗のために悲しんでいるのに気付きながら、蘭麗を想うあまり探ることもできないでいます。蘭麗が好きすぎるあまり攻めることもできないでいる…彼もまた、不器用に優しい男なのです。

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