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【各話解説(ネタバレ有)】「偽王の骸」第十五話

■第十五話「託された願い」

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「聖安シリーズ」全体で重要な回でした。

核心部分は完全ネタバレになるので触れませんが、言える部分のみ解説です。

 

地下宮にある真実をうつす鏡、真誠鏡を覗いた魁斗は、自分に関する「真実」を見せられます。

彼が見た真実は、母である薺明神(せいめいしん)・耀蕎(ようきょう)が、どういう経緯で魔王と契り魁斗を産むに至ったか……についてです。

このあたり、複数作品にまたがっていて時系列がばらばらになっていますので、まとめると下記のようになります。

 

(1)黒神が邪神になり、「五闘神(耀蕎以外)」を含む多くの神、父帝(神王)が殺される。その後、黒神は兄・聖龍に封じられる。この時、聖龍が神剣瑞奘(すいじょう)に黒神を封印し、その剣を託された耀蕎が人界のどこかへ降り、二重の封印を施した。

 

(2)(1)の千五百年後、黒神が復活。天界の神々は黒神を倒しに向かうが、次々と死亡(正確には「行方知れず」。戻って来た者がいないため)。黒神は「理(ことわり)」により「聖龍と光龍以外には倒せない」ことになっているため、結局はみんな無駄死する。「黒神をかばっている」と噂されるわけにはいかないので、聖龍(=天帝)と薺明神は部下が死にに行くのを止められない。

 

(3)耀蕎、聖龍に黒神を倒しに行かせてもらえるよう許可を求めるが、許されず(耀蕎は一番強い闘神なのに、自分だけ黒神と戦う機会を逸して後悔していた)。なすすべもなく打ちひしがれているときに、天界の果てにいる女占師の噂を聞きつける。耀蕎、女占師に聖魔の力を併せ持つ子を作るよう言われ、早速実行する(→魁斗誕生)。

 

(4)魁斗を産んだ数年後、耀蕎は聖龍より黒神討伐の許可を得る。黒神と戦いに行った耀蕎が亡くなる。黒神がとどめをさすところをわざと魁斗に見せる。

 

魁斗が真誠鏡で見た映像によると、聖と魔の二属性を持つ魁斗ならば、黒神を傷つけ「血を流させられる」ということでした。

本来黒神はチート的存在であり、聖龍と光龍(聖龍の力を分けて創られた)にしか倒せないといわれています。魁斗も黒神を倒す力はないのですが、光龍と力を併せれば勝機が見える、ということを予言者に言われます。

つまり、魁斗は自分が麗蘭を助け、ともに黒神を倒すという使命のもと生まれたのだと自覚するのです。

麗蘭のことを好きになっている魁斗が、この「真実」によって麗蘭との運命的なものを感じるわけなのです。

 

耀蕎の本意がいかなものだったのか、魁斗の解釈が本当に正しいものだったのか…というのが、重要なポイントになりますが、超コアなネタバレになるのでこのへんでやめておきましょう。

 

 

 

 

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